よく晴れた朝の空

朝活、出勤前に自分の時間を作る方法


起きてから出勤するまでの技術――自分を高める投資タイム

 

毎朝、目覚まし時計で叩き起こされる人もいれば、鳥のさえずる音で起きる人もいる。

前者は、むりやり脳に大地震を発生させるようなものだから身体にいいわけがない。副作用は睡眠への欲求不満で、不機嫌になったり、寝ぼけたりすることなどが挙げられる。

郊外に住んでいれば、ひばりやうぐいすが庭の木々でさえずってくれるから自然と目が覚める。さらに自然光が窓から入ってくるから脳はすっかり朝モード。これが身体にいい起き方である。

 昔の日本人は夜明けとともに起き、そして日が沈むと寝た。「そんなことは朝飯前だ!」というように、朝飯前にひと仕事することが習慣になっていた。もちろん、簡単な仕事だから朝飯前だという意味ではなく、働くリズムを自然に合わせなければならなかったからだ。農家や漁業関係者はいまでも、朝飯前にひと仕事している。

「朝飯前にひと仕事しろ!」とワーカホリックを勧めるつもりはない。それより、自分のために投資してはどうか?

 

自分への投資時間

 

ビジネスパーソンにとって、現実的に考えて唯一自由になる時間は「朝」しかないから、1時間早く起きてみる。朝飯前にはたくさんのメリットがある。出勤時間が限られているから、この間、集中して勉強できる。夜は仕事やつき合いなどで不規則になりがちだが、朝は自分でコントロールできる。

「早朝英会話レッスン」に通ってもいい。英会話スクールは競争が激しく、いまや、朝7時から1時間刻みでプログラムを用意している。「週2回3カ月6万円」という「超お手ごろ価格」。定員8名(最少人数5名)のところ、つねに満員。

勉強だけでなく、健康管理、体重管理にもお勧めだ朝一番の軽い運動は体温を上げる効果があるし(頭がスッキリ!)、カロリー摂取前だから体脂肪はよりいっそう消費しやすい。起きるとすぐ野菜ジュースを飲み、軽いストレッチのあと、1時間ウォーキングを続ける。これが体調管理に役立つのだ。

 

朝のウォーキング

 

朝食の技術

 

習慣というのは凄いもので、どんなに酔っぱらっても間違えて隣家に帰ったという経験はほとんどないと思う。帰巣本能のおかげで、無意識に電車やバスを乗り継いでいるわけだ。

これは少々寝ぼけている脳にも使える。起きてから、あれしてこれして次はええと……ではなく、出勤までにすべきことを公式化しておく。一度、身体に叩き込んでしまえば身体が覚えてしまう「習慣は第2の性格」なのだ。

 

「知的生産のリッチな人」の使い方

 

(1)朝食

野菜スープ、野菜ジュースなら1分もかからない。「みなで食べられるのは朝食タイムしかないから」という理由で、家族でテーブルを囲む人もいる。もちろん、これもいい。

(2)情報チェック

新聞は通勤途中にネットでチェックする。

(3)シャワーですべてを終わらせる

「だぶりも漏れも無くす」が知的生産では大切なポイント。身体を洗ったり、洗髪したりするのは夜だけでいい。朝はぼさぼさの髪をシャワーで解決。髭剃りと洗顔を同時に処理する。シャワーで温まれば冬でも暖房はいらない。

(4)髭剃りは電気剃刀がいい

シャワーを使わない場合は電気剃刀が便利。

(5)スーツは1週間分を並べておく

同じスーツ、同じ靴はくたびれるから連続して使わない。ハンガーに1週間分のスーツ、シャツ、ハンカチ、靴下、ネクタイをひとまとめにしておく。

(6)玄関に小物入れを置

小物入れ(トレイでも可)を用意し、財布、ハンカチ、時計、鍵、定期券などをいつも置いておく。

 

グリーンスムージー

 

ポイントはこれらのことを一気通貫で行うこと。流れるように、リズミカルに、無意識にやってしまう。慣れればどんどん早くなる。

1人の場合、食事を作るだけでなく、食器を用意したり、片づけたり、ゴミを捨てたりという手間が出てくる。ならば、コンビニで買ってオフィスに持ち込もうか、いやいや、スタバでパンとコーヒーでいい。事実、「自宅で朝食をとる人」は37%しかいない。「オフィスで食べる」という「席朝(せきあさ)派」は33%、通勤途中でコンビニやスタバを利用する「立寄り派」は22%。後者を合わせれば55%にもなる。
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