どこの会社に入ろうと嫌な上司は必ずいる
まずはこのことをしっかり頭に叩き込んでくれ! この頃は難関を突破してせっかく就職できたのにあっという間に会社を辞めてしまう新入社員が目立つという。そのため企業にとっても深刻な問題になっている。
ところがこの問題を企業よりもっと深刻に受け止めている人がいる。何を隠そう、その人こそ辞めた新入社員本人なのだ。
なぜか。それは初めに言ったとおり、どこに行ってもクセのある上司に巡り合うからだ。
大学や高校を出て社会に入ったばかりの新入社員はどんな人間が会社の中にいるか、まだ全然わかっていない。
テレビドラマに出てくる保身のためにウソを平気でつく上司や失敗を部下のせいにする上司。こんな上司は実社会ではそんなにいないだろう、まして自分の上司がそれに当たるはずがない、と思っている。
ところがだ。実際にはウヨウヨいるのだ。最初は運よくそれほどクセのない上司に当たっても、数回、部署なりチームを移動すれば必ず当たる。結局、この繰り返しになってついには働くのが嫌になってしまうのだ。最近、話題になっている「現代型うつ病」などはまさにこの状態から抜け出そうとしてかかってしまう病気といえる。
上司のクセを見抜けば付き合い方がわかる
では、日常の現場で先輩たちはどうしているのか。
日々、いろいろな失敗を繰り返しながらボヤきつつ、相手の行動パターンを認識していく。その結果、こんな言動をとったらマズいとか、上司の機嫌が今どんな状態にあるかを把握できるようになり、傾向と対策が身についてくる。言わば、傷だらけの経験値に照らして対応を誤らないよう、工夫する習慣が身につくのだ。
だがこれには相当な忍耐がいる。時間もかかる。そして、それに耐えられないヤツは辞めるか、いやいや出勤するハメになるのだ。
そこで、もっと賢い解決策をお教えしよう。上司との関係がギクシャクする前に、相手のクセを見抜き、かわし方を覚えて攻略しようというテクニック。この技術を手に入れれば職場がたちまちラクな空間になる。仕事の実績が上がる。あるいは上司を手玉にとることも可能かもしれない。
相手も人間だ。好きな話題の一つも振られれば機嫌が良くなる。そうして、あなたのことを「話がわかるヤツだ」と思い、人間関係がうまく回りだす。単純だが真実だ。
▼嫌いな上司の対応法を知りたい!